第九回目 高木酒造株式会社

第九回目 高木酒造株式会社

いつもお世話になっております。高知市浦戸 とき酒店(Yショップとき)です。ネットショップはたま~るか土佐酒というショップを出しています。大変お忙しい時期と思いますが是非とも酒蔵訪問をお願いしたく連絡させていただきました。

どろめ祭や絵金蔵など地域活性化に尽力されながらの活躍にいつも注目させてもらっていますが私の中では豊の梅の取扱量が少なくどうやって紹介させてもらうかが課題となっています。

勝手なお願いなのですが酒蔵を訪問させてもらってどこにどんな風に力を注がれているのかを目の当たりにお伺いできればうれしいと思っています。

11月17日(火)の午前中にお願いできればと思っていますがいかがでしょうか?私とカメラマンの井戸宙烈さんの二人を予定しています。ご検討をお願い致します。

とき酒店 様
お世話になっております。

高木酒造の高木です。
11月17日(火)の午前中、酒蔵見学、是非お越しください。

蔵内の説明の他、可能であれば試飲もして頂ければと思います。
お待ちしております。

11月17日高木酒造様を訪問することとなった。
奈半利線のゆず列車に乗り込む

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赤岡駅で下車

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徒歩で5分もかからないところにあった。

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5代目社長兼杜氏の高木直之氏に笑顔で出迎えていただいた。
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社長に豊の梅のこだわりをお伺いすることが出来た。

たま~るか土佐酒

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高木社長は理系の人物だ。おそらく頭の中はどうしてか?なぜか?で埋まっているのではないかと想像してしまった。

(社長 杜氏 営業 一人三役をこなす。)

地域の文化や伝統を大切にしながら(どろめ祭・大杯飲み干し大会、絵金祭・酒蔵開放)高知の素材を生かし土佐ならではの清酒を生み出す。そのためにはどうするのかを実践されていると思う。


第九回目 高木酒造株式会社
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かつて土佐の米造りは二期作だった。二期作目に吟の夢(土佐の酒造好適米)を香長平野で栽培するアイデア・吟の夢の欠点を見直し松山三井にとって代われるような土佐の酒造好適米造り・米の溶け具合を数値化する取り組み・・・・なぜか?どうしてか?が頭の中を巡っているように感じた。

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酒蔵の中へ案内してもらう。
ええぜよ土佐酒

たま~るか土佐酒

第九回目 高木酒造株式会社
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5代目のこだわりの酒 龍奏は高知の素材100%で最高に旨い酒として挑戦し2013・2014と純米酒大賞で金賞を獲得したものだ。吟の夢100%高知酵母CEL11/19

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特に温度管理には細心の注意を払っているように思われた。吟醸酒は冷蔵庫にタンクが備え付けられており更にはタンクの表面を冷却できるように冷却水配管も備え付けている。

低温熟成へのこだわりが見られる。

また甑には突き破精造りを考えた内柔外硬の蒸米造りになるように蒸気配管があった。

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淡々と流れるような説明は理系の人を彷彿とさせる。
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豊の梅のお酒はこちら

龍奏 口に含むと華やかに膨らんで吟の夢の旨味を充分に醸し適度の酸味もあって味わい深く仕上がっている。うまい!

ええぜよ土佐酒!

たま~るか土佐酒

温度管理

蔵の中のタンクは冷蔵庫・エアコン・普通の3段階に分かれて設置されている。目的別に造る為と思われる。

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冷却水は酒蔵の中を循環し流れを確認できるサイトグラスもある。

冷却水の温度は6℃にコントロールされている。

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搾ったお酒は瓶詰め冷蔵保管する。プラズマクラスターの設置を検討している。

酒蔵内に説明用の表示板がポイントごとに設置されている。

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冷却水温度が一定であれば洗米時の水分吸収率を一定にしやすい利点がある。

プラズマクラスターは貯蔵庫搾り機室での使用を考えているとのことカビを抑えるのに有効らしい。

高木社長はやはり理論派実践杜氏だ。理系の社長だ。

たま~るか土佐酒 たま~るか土佐酒!!

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豊の梅のお酒はこちら

豪華な試飲会でした。

5代目こだわり純米大吟醸龍奏は香もボディも最高のものに出来上がって吟の夢40%高知酵母CEL11/19が示すように高知にそして地元赤岡へのこだわりの姿勢が5代目らしいスタンスで伝わってくる。

そしてまた純米酒土佐金蔵はその名前からも赤岡の絵金を連想させ毎日の欠かせない潤滑油としての純米酒である。その味わいは使用する酵母からも提案しているように思われる。

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更には松山三井を使用し純米吟醸などの中間系にも力を注ぐ。

心優しさが伝わってくるようだ。

ええぜよ豊の梅!

たま~るか土佐酒!

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会長とも記念撮影!

たま~るか土佐酒!